App Engine の新課金体系に関する調整

このポストは A few adjustments to App Engine’s upcoming pricing changes の日本語訳です。

我々は先週、side-by-side billing を有効に して 5 月にアナウンスした新課金体系がどのように影響を与えるのかを詳しく見ることができるようにしました。たくさんのフィードバックを頂きまして、それを元にいくつかの重要な変更をしました。我々の意図としては、できるだけこの課金体系変更についてはオープン、透明でいたいと思っており、また皆さんに準備する時間を与えたいと思っています。こうした想いから、我々のエンジニアリングディレクターが 彼の個人的な考えを表明 しています。

我々は新しい料金体系が一部の方を驚かせていることを理解しています。我々は注意深くフィードバックに目を通し、新課金体系がアプリケーションに及ぼす影響を皆さんが正しく把握する助けとして行う、いくつかの変更についてアップデートをご紹介したいと思います。確かに価格は上がりますが、我々は皆さんが、App Engine は依然として高い価値を提供すると思ってくださることに自信を持っています。

頂いたフィードバックに基づき、下記の変更を加えます:

  • レビュー期間を延長しました: 新しい課金体系を導入する前に、ほぼ 8 週間の時間を提供します。皆さんは、11 月 1 日までの時間を使って、コストを管理するためにアプリケーションの設定やチューニングをすることができます。
  • インスタンス時間の無料クオータを増やしました: インスタンス時間の無料クオータを 24 から 28 へ増やします。これは、App Engine を試すために無料アプリを使用する皆さんが、一日中ひとつのインスタンスを立ち上げっぱなしにした上で、何回かのアクセス集中があったとしても無料クオータに収まるようになったことを意味します。この変更はもうすぐ課金額の表に反映されます。
  • 半額の期間を延長しました: 我々は、インスタンスに対する 50% の値引きを 12 月 1 日まで延長します。またこの時までには、Python 2.7 が利用可能になっているべきです。Python 2.7 はコストをさらに下げるための、同時複数接続の機能を提供予定です。
  • 利用レポートの迅速な提供: 我々は、チューニングの結果をなるべく早く見られることが重要だと理解しており、本日から、利用レポートを以前の 3 日から、1 日遅れで提供することにしました。
  • より良い分析用ツール: 我々は、アプリケーションのコストを計るためのより良い方法を提供するために努力しています。アドミンコンソールのインスタンスグラフに “billing” の線を追加するつもりです。また、コードに施した変更がどのように課金額に影響するかを判断しやすくし、また実際に課金額を減らす助けにするために、開発用のコンソールにデータストアの課金情報を追加しようとしています。
  • プレミアアカウント: 本当に多くのお客様が、運用サポートや、請求書による支払い、無制限のアプリケーションと SLA を得るためにプレミアアカウントを待ち望んでいることを知っています。ですので、11 月 1 日を待たずに、なるべく早くプレミアアカウントをローンチする予定です。もしプレミアアカウントに興味があれば、appengine_premier_requests@google.com 宛に連絡してください。

我々はまた、課金額を減らし、App Engine の実際のコストがどれくらいなのか知るための、主な方法のうちいくつかを紹介したいと思います:

  • Max Idle Instances をセットする: Max Idle Instances の値を小さくすることで、アイドル状態のインスタンスに関しては、ここでセットした数までを課金対象としますので、コストを下げる助けになります。これはアプリケーションのパフォーマンスに影響を与える可能性がありますので、変更の結果について注意深く観察する価値はあるでしょう。
  • Always-On を考慮にいれた見積もり: 新しい課金体系が有効になる際に side-by-side bills は廃止される(min idle instances に置き換わります)にも関わらず、ここには現在でも、依然として always-on のコストを含んでいます。我々はこれを修正しようとしています。それまでは、単に 1 日あたり 48 インスタンス時間を見積もりから引いてしまって問題ありません。
  • Reserved instance hours: インスタンス時間への課金額を下げるための一番単純な方法は reserved instance hours の使用を検討することです。これらは普通のインスタンス時間より 37.5% 安いですが、予め一週間でどれだけ使うかをコミットする必要があります。
  • リソースを管理する: 効果的にリソースを管理しコストを下げるための役に立つアドバイスを紹介している この記事 を参考にしてください。

我々は 3 年前に、web アプリケーションを構築、保守、スケールすることを簡単にするために App Engine をプレビューという形でローンチしました。それ以降、Java や Go 言語対応などのいくつもの機能を追加し、High Replication Datastore を開発し、他にも沢山の API を追加してきました。今後も沢山の改善をリリース予定です。こんなに沢山のデベロッパーが(15万以上で、さらに増え続けています)、アプリケーションを動作させるために App Engine を選んでくれたことは、我々の励みになっています。元の価格で App Engine を提供し続けることはできなくなりますが、我々はフィードバックに耳を傾け、実際に改善に取り組み、皆さんのアプリケーションにとって優れたプラットフォームを、可能な限り魅力ある価格で提供するために懸命に努力することを約束します。もしそうでない事を発見したり、今回のこと全てに関しての質問があるならば、お気軽に appengine_updated_pricing@google.com 宛にご連絡ください。

App Engine チーム一同

This entry was posted on Saturday, 10 September, 2011.

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